海外での卵子提供の実態

日本で一般的に行われている不妊治療には、排卵誘発剤などを用いたタイミング療法や子宮内に精子を直接注入する人工授精などがあります。それでも妊娠が難しい場合は、卵子と精子を採取し、体外で受精させる体外受精を行います。

体外受精と卵子提供の現状

日本においても体外受精の実績は多く、体外受精によって産まれた赤ちゃんも500万人を超えています。けれども成熟した卵子の採取が難しい場合は、体外受精でも妊娠まで至ることができません。そういった場合、日本国内でできる不妊治療はほとんどないのが現状です。

第三者の卵子を使用した卵子提供による体外受精も、技術的には可能です。けれども、日本では法律や施設の整備が追いついておらず実績も多くありません。また親戚や知人など身近な人から卵子を提供してもらう必要もあります。そこで卵子提供による体外受精を行う場合、多くの日本人は海外に希望を求めます。特にアメリカ、タイ、マレーシアなどが人気の地域となっています。

ただし海外で卵子提供を受ける際には、いくつか問題点もあります。その一つが、卵子提供ドナーの人種です。施設によっては、日系のドナーが少なく、卵子の選択肢がほとんどないケースもあります。よって海外での卵子提供を検討する場合は、エージェントなどを介して、日本人ドナーや日系ドナーが多く登録されている地域を選ぶと良いでしょう。

海外での卵子提供と日本人

日本から卵子提供を求めて渡航する人の多いアメリカでもカリフォルニア州がおすすめです。カリフォルニア州では、卵子提供に関する法律も整備されており、古くから積極的に体外受精を行ってきました。よって高い技術力はもちろん、世界中から卵子が提供されています。

またロサンゼルスには50万人近い日系人が暮らしているため、日系の卵子ドナーも期待できます。加えてロサンゼルスに拠点を持つ、日本人向けの代理出産・卵子提供のエージェントも存在します。その一つである「LA Baby」では、日本人卵子ドナーに対して、60万の謝礼と飛行機代、ホテル代などの負担を保証しています。よってこういったエージェントを介することで、日本人の卵子が豊富にある施設での出産も可能となります。

また近年、日本人渡航者が増加しているタイでも同様に、日本人ドナーの募集を積極的に行っています。けれども営利目的の卵子提供が激化したこともあり、法整備が急ピッチで進められています。アメリカより低価格で卵子提供を受けられることは魅力ですが、まだ卵子提供の基盤は整っていない施設もあります。よって実績あるエージェントを介して、適切な施設を見つける必要があります。

INFORMATION

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