卵子提供によって出来た子供に産みの母親の遺伝子は受け継がれない?!

女性の卵子は体と共に老化し、卵子の数も年々減ります。そのため、35歳を過ぎると自然に妊娠できる確率は3割程度にまで低下してしまうのです。そこで卵子提供のドナーから卵子を貰い体外受精を経て妊娠をする方法があるのです。

卵子提供を経た妊娠とは?

高齢での妊娠を望み、卵子の状態が良くないため、なかなか妊娠に至ることができない人は長い期間、不妊治療というものを行います。排卵誘発剤を使用したり、自分の卵子を採取し体外受精を試みたり方法は様々です。
しかし不妊治療の末、妊娠に到れない場合というケースはあり、最終決断として利用されることが多い卵子提供です。

卵子提供は海外に渡り、ドナーになっている第三者の卵子を夫の精子と体外受精させ、妻の子宮に戻し妊娠を試みます。もちろん元となる卵子は第三者のものなので、第三者の遺伝子が大きく影響することは否めません。海外でのみ行われている治療方法なので、日本の赤ちゃんとは肌の色が異なっていたり、顔の造りが第三者に似てしまうことも考えられるのです。また、従来の研究結果では産みの母親の遺伝子は一切遺伝しないとされていました。そのため、遺伝子的に他人の子供を産むという事や、自分の遺伝子が一切受け継がれていない子供を産むということに抵抗があり、なかなか卵子提供に踏み切れないという人が多くいました。

実は産みの親の遺伝子が受け継がれていれている?!

近年の研究で産みの親の遺伝子が胎児に受け継がれているということが判明しました。第三者の卵子によって出来た子供にも母体の遺伝子が移行するのです。なぜなら、妊娠中の子宮内にある羊水には遺伝子情報が含まれています。そのため、胎児は母親の羊水から遺伝子を吸収しているのです。つまり、体内で育つ間の成長過程で母親の遺伝子による影響はあるということです。

この研究結果によって、自分の子供だと思うように過ごしていても、遺伝子は受け継がれていないのだという面から、完全に払拭することができなかった気持ちや、自分の子供ではないという事実を受け入れられなかった母親にとって朗報となりました。また遺伝子問題の面で、自分の子供を持つことを諦めようとしていた人にとっても卵子提供という選択に踏み切れる要素となったことでしょう。自分の卵子ではないので第三者の遺伝子が受け継がれていることには変わりありませんが、多少なりとも自分の遺伝子も受け継がれているということは卵子提供をするという選択も良いのではないでしょうか。

INFORMATION

2016/06/25
海外での卵子提供の実態 ページ更新しました。
2016/06/18
卵子提供によって出来た子供に産みの母親の遺伝子は受け継がれない?! ページ更新しました。
2016/06/11
不妊治療に欠かせない着床前診断とは? ページ更新しました。
2016/06/04
不妊の効果のあるお灸のツボの場所とその働きについて ページ更新しました。
2016/05/28
卵子提供をする際、男女の産み分けは可能なの?! ページ更新しました。
Page Top